職業病(アスベスト)対策
過去に建材として使われていたアスベストによる健康被害は、建設職人にとっては重要な問題です。また、初期段階の肺の病気は自覚症状が出にくく、本人が気づかないうちに悪化してしまうこともあります。
こうした被害を少しでも早く発見することが、健康と生活を守るために必要です。
●胸部レントゲン写真の再読影
中建国保では胸部レントゲン写真の再読影をすすめています。
集団健診で撮影したレントゲン写真を利用した再読影には、40歳以上の組合員と60歳以上の家族を対象に中建国保が費用を負担しています。
●二次診療
胸部レントゲン写真の再読影の結果、アスベストを吸ったことで起きる肺の病変は分かります。しかし、治療を要するものかどうかまでは分かりません。
そのため、二次診療では医師の診察と肺の機能検査(肺活量測定)、また診察の結果によっては喀痰検査やCT撮影を行い、肺の状態を確認します。